李 博簡
2023-09-21AI Dev室 CVLチーム vh lab
初めに
初めまして、東京大学大学院情報理工学系研究科創造情報学専攻修士1年の李博簡と申します。8月7日から9月15日までの6週間、LINE データサイエンスセンター(DSC)のComputer Vision Labチーム(CVL) Virtual Human Labでインターンシップに参加させていただき、モーション生成関連の研究活動を行いました。
今回私が取り込んだ研究内容は、物理ベースの強化学習による、物理法則に沿った人間の動きの生成とその制御というテーマです。このレポートで、インターン期間中の研究と実験についてご紹介します。
課題
近年、Transformer、Diffusion modelやVariational Autoencoders (VAE)などを利用し多くの自由度が高いモーション生成や制御モデルが提案されつつある一方で、動いていないのに足が滑ったり、体の一部が中にめり込んだりなど、実際にはありえない現象が生じてしまう場合があります。その上に多様なモーションを生成するためにも、数多くのラベル付きモーションデータが必要で、高品質なモーションキャプチャーデ